短期売買法の正体
果たして、短期の価格変動を捉えて売り買いを実行し、「小さな利益」を積み重ねることはかのうでしょうか。
そして、長期的に資産を形成することができるのでしょうか。
FXや、個別株で「短期売買」を行うということは、マーケットのタイミングを図って売り買いを行うことです。
「為替」や「株価」の動きを常に追いかけ、安くなったら買い、高くなったら売るという行為を、いつも正しく行っていく必要があります。
仮に、安くなったら買い、高くなったら売るという行為を、最初のうちはうまく続けられたとしましょう。そうすると「小さな利益」が転がり込んできます。すると、あなたはまた新たな取引に挑むでしょう。
目まぐるしく変わる「数字」を追いかけ、最新の「経済情報」をチェックしながら、天性の「勘」を働かせて、5回、6回と勝ち続ける可能性は十分あります。
「短期売買」に時間とエネルギーを注ぎ込んで、30回の売買を行い、たとえば21回勝てる可能性だってあるでしょう。100回売買をして、仮に70回勝てる可能性だってあります。
ただし、取引の回数を重ねるのは、別の意味で大変なことです。マーケットの状況は変わり、参加者の顔ぶれも変わり、そして自分の「精神状態」も常に変化します。
冷静に考えてみましょう。取引の「回数」を重ねるということは、うまく行った場合と、うまく行わなかった場合の「落差」が大きくなるということです。運用の世界でいうと、「結果リターン」の「ばらつき」が大きくなるということにほかなりません。
例えば、あなたが12万円の元手を短期売買法で殖やし、売買をはじめて4年経ったときに資産が1,800万円になっていたとしましょう。さ、次の取引です。この取引も12万円で短期売買をはじめたときと同じ気持ちで行えますか?
毎回毎回、取引の条件がことなるなかで、「どのような選択」をするのかは、すべてのあなたの判断にかかっています。売買に時間を奪われるなかで、心身の緊張の続き、心の余裕が失われるような事態になれば、いったい何のため「短期売買」を続けるとは、まさに究極の「サバイバルゲーム」を勝ち抜くことにほかなりません。